ゴールデンウィークも終わり、夏の旅行シーズンにはまだ早い5月末、中央アルプスの麓、駒ヶ根で温泉宿を探していたとき、「山野草の宿 二人静」という口コミ評価の高い宿を見つけました。
宿の雰囲気は?料理は本当に評判通り?今回は実際に泊まって感じた魅力と注意点を、写真たっぷりでレビューします!
はじめに|自然に包まれた宿「二人静」とは?
長野県駒ケ根市にある「山野草の宿 二人静」は、自然豊かな静かなロケーションにあるお宿です。
名前の通り、山野草に囲まれた空間で、のんびり過ごせるのが魅力です。
山野草の宿「二人静」の魅力とは?
外観とロケーション
山野草の宿というから和風建築をイメージしていたのですが、5階建ての洋風建築でした。
本館は、1996年(平成8年)に建てられたとのこと。30年の歴史があるのですね。
2012年に改築されています。

本館のトリプルのお部屋に二人で泊まったので、広くて快適でした。
目の前の大田切川を、アルプスの雪解け水が清冽に流れてゆき、大きな自然の懐に抱かれた気持ちになりました。

ペットと泊まれる別館も
別館はペットOKのお部屋になっていて、ワンちゃん連れの旅にも対応しています。
私たちが泊まったお部屋の窓から見えたので、思わずパチリ!外観はこんな感じです。

ペット宿泊情報についてはこちらからご覧になれます。
食事が評判!食事の口コミと実体験レビュー
「二人静」のお料理は絶品だとうわさを聞いていたので、楽しみにしていました。当日のメニューをいただいてきたのでこちらに載せておきますね。

地元の旬の食材を使った会席料理で、美味しくて見た目でも楽しめるお食事でした。
山野草や山菜が取り入れられていて、季節を感じる内容です。



私たち夫婦は、「高原キャベツの茶巾蒸し 蕎麦の実餡かけ」に大感動。
「キャベツの茶巾蒸しなんて初めて!」
キャベツの甘みと中に詰まった餡が絡まり、そこにカリッとした蕎麦の実がいいアクセントを作り出します。
家では作れないだろうなぁ、これが旅先の宿食ならではの魅力!
アルプス牛の朴葉焼きには「もうムリ!」と叫びつつも完食^^; お腹はパンパン。
しかし、デザートは別腹。抹茶ムースを美味しくいただきました。
楽天の口コミでも、料理長の腕の確かさを感じるとあり、(☆4.53)と高評価でしたが、まさにその通り!
また、食物アレルギーのある方は、事前に知らせたら差し替え食にしていただけたとありました。しかも、お品書きの紙とお皿が、他の人と色分けされていたそうです。
こういう心遣いが、多くのリピーターを呼ぶのですね。
館内もいたるところにお花が飾られ、女将のお宿に賭ける情熱を感じました。
翌朝は、うっかり部屋にカメラを置いてきてしまい、朝食の写真を撮り損ねました。和食で品数も沢山あり、出汁の効いたお味噌汁に朝から癒され、ご飯のお替りまでして大満足でした。
お部屋・温泉の快適さと雰囲気
私たちが泊まったお部屋は、トリプルのお部屋でした。正規のサイズのベッドが二つにエキストラベッドが一台。二人だったので広さは十分でした。
お部屋の印象と設備
お部屋は最新の設備ではないものの、隅々まで掃除が行き届いており、快適に過ごせました。
ただ、インターネットが普及する前の設計ということもあり、コンセントの数が少なめで、二人分のスマートフォンを同時に充電するにはやや不便でした。今の時代、一人一台スマホを使うのが当たり前なので、ベッドサイドやテーブルまわりにコンセントがあるとより便利だと感じました。
室温と空調について
また、季節的な影響もあるかと思いますが、室内の温度調節には少し苦労しました。エアコンを入れると寒く、切ると暑くなる…という状態で、就寝時にはオフにして寝たため、夜中に暑さで目が覚めてしまいました。
大浴場の雰囲気と泉質
大浴場は、昭和レトロな雰囲気が残っており、どこか懐かしさを感じる造りでした。お湯はとてもやわらかく、肌がすべすべになり、温泉の質の良さを実感。ゆったりとした時間を楽しむことができました。
お部屋やお風呂には多少の年季を感じる部分もありますが、お料理の美味しさや、宿を取り巻く自然環境の素晴らしさがそれを上回る魅力。総合的にはとても満足のいく滞在となりました。
周辺観光スポット|くらすわの森と養命酒工場
千畳敷カール行きのロープウェイへ向かうバス停のすぐそばの宿だったので、千畳敷カールに行こうかと思ったのですが、まだ5月末では雪が残っているとのことで断念し、地元の農畜産物の直売所「駒ケ根ファームス」をウロウロ。
地元の「すずらん牛乳」で作ったソフトクリームが人気ですが、朝食をしっかり食べてしまったためここではパス!
そのかわり、山野草の鉢の見事さにウットリ、目のご馳走です^^



お腹も目も満たされた後は、昨日訪れたらお休みだった「くらすわの森」と「養命酒工場」へ!




養命酒って健康にいいんだね~と今更ながらに気づかされました。駒ヶ根市はお水が豊かできれいだから、養命酒やウイスキー、ミネラルウォーターなどの製造工場があるんですね。
アルプスの山の恵みをありがたく享受している、とても豊かな町なのだと思いました。
駒ヶ根市にはほかにもいっぱい見どころがありますよ。
宿泊料金と予約方法|公式と予約サイトの比較
さて、今回の宿泊料金は3万6000円ほど(2名1泊2食付き)。
我が家は晩酌するので、全部で4万円くらいだったと思います。
予約は【楽天トラベル】から行いました。
設備に古さは感じたものの、それ以上に自然と料理の満足感が大きかった「二人静」。
特に“静かな時間”を求める大人の旅にぴったりの宿でした。
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まとめ|「二人静」はこんな人におすすめ
山野草の宿「二人静」の紹介を宿泊したレビューとともにお届けしました。
「二人静」のお宿はこのような人におすすめです。
- 静かな宿でのんびりしたい人
- 地元の食材を楽しみたい人
- ペットと一緒に泊まれる宿を探している人
- 観光よりも「癒し」が旅の目的の人
ただし、築年数の経った部屋やお風呂に抵抗がある人には向かないかもしれません。
でも、大丈夫!
駒ヶ根には他にもたくさんのお宿がありますよ。
どうぞ、宿決めの参考にしてください。
中央アルプスの麓にある駒ヶ根市のベストシーズンは、高山植物が咲き誇る7月~8月と、紅葉が美しい9月下旬~10月上旬です。
雄大な景色と温泉に癒されてくださいね! いってらっしゃい!
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